新型コロナウイルスの感染拡大で、社会環境は大きく変化しました。
テレワークやリモートワーク・在宅勤務が定着する一方、いつの間にか「オンライン飲み会」という話を聞かなくなりました。
すっかりブームが去ってしまったようですが、何か理由があったのでしょうか。
オンライン飲み会のやり方
オンライン飲み会とは、ZoomなどのWEB会議システムを利用して、参加者がそれぞれ自宅などからオンラインで飲み会に参加する形態です。
昨年の初回の緊急事態宣言下では、終電を気にしなくてよく、自分でお酒やつまみを買うので格安なことなどから好評でしたが、今年に入ってからはすっかり廃(すた)れてしまった印象があります。
国土交通省の調査でも、オンライン飲みを続けたい意向を持つ人は全体の2割以下にとどまっています。
また、オンライン飲み会にストレスを感じていた人も多くいるようです。
都内在住の40代エンジニア男性は、昨年の夏ごろまでは週に1、2回のペースで開催していましたが、直接顔を突き合わせて飲むのと感覚が違い、「一人が話すと参加者全員の注目が集中するし、声が重なってしまうことが多々あることなどから、なかなか会話が進まず」に、ストレスになって自然消滅したと語っています。
オンライン飲み会のZOOMはつまらない
また、これも首都圏在住の30代主婦も、昨年は子育ての息抜きでほぼ毎日、周囲のママ友とオンライン飲み会をしていましたが、今では2か月に1度のペースになったといいます。
最初の頃は遅い時間まで盛り上がって寝不足になるほどだったのが、何度もやっているうちに、単純に飽きてしまったといいます。
そして、オンライン飲みのデメリットについて、終電などの時間制限もない一方、お開きにするタイミングも難しく、他の人達が楽しく話している最中に自分だけ終わりにするのが気が引けたり、という状況も話しました。
まとめ
[list class=”li-accentbdr strong”]
- 定着したかにみえた「オンライン飲み会」が早くもオワコン化?
- オンライン飲み会のストレスや「飽き」も
- 今後は話題の外に
[/list]
コロナ禍で、昨年は話題となったオンライン飲み会ですが、一年経過後の今ではすっかり様変わりし、オワコン化しているようです。
しかし、その裏を返せば、やはり直接会って、食事やお酒を飲む楽しさは何にも代え難い貴重な機会だということでしょう。
収束がみえない新型コロナの感染ですが、ワクチン普及が進み、人数を気にせず居酒屋で飲める日常の回復を祈るばかりです。
コメント